福祉系の仕事は需要が高く、現在様々な現場で求められています。一口に「福祉系の仕事」と言っても様々な種類があり、行う仕事内容が大きく異なります。今回は、そんな福祉系の仕事について解説していきます。
福祉系の仕事は、多岐に渡ります。今回は、多くの仕事の中から、特に人と関わるような仕事を一部抜粋して紹介します。
子供たちと直接関わり合いながら、成長や自立を支援する職業です。児童福祉施設などで、家庭の事情により支援が必要としている子供や、障害を持つ子供たちを支え、社会の中できちんと生活できるようにサポートするのが仕事です。
児童指導員になるためには、「児童指導員任用資格」が必要です。ただ、これは弁護士や医師のように試験に合格するような資格ではありません。児童指導員として仕事を行うための5つの条件があり、1つでも満たせば取得できる、という資格です。たとえば、心理学・教育学・社会学を専修する学部・学科を卒業する、というのが5つのうち1つの上限です。
多くの方が聞いたことがある保育士も、福祉系の仕事の一つです。一般的な保育所に就職する場合が多いですが、母子生活支援事業所や障害児託児所、児童福祉施設など、様々なところで、保育に関わる仕事をします。子供だけでなく、保護者とも密接に関わり、子育てなどについて相談ができる窓口になることもあります。
保育士になるには、「指定保育士養成施設」を卒業するという道と、保育士試験に合格するという道があります。指定保育士養成施設に進む場合は、厚生労働省のホームページに一覧が載っているので、近くに施設があるかどうか確認してみてください。保育士試験を受ける場合は、受験資格を得るために大学や専門学校を卒業したり、実務経験を積んだりする必要があります。
とはいえ、保育士試験の合格率は非常に低く、だいたい20%前後。高校卒業時点で保育士を目指すなら、指定保育士養成施設に進んだ方がスムーズでしょう。
介護福祉士とは、国家資格を持った、心身に障害を抱える方たちを支える職業です。生活を問題なく送ることができるようにサポートしたり、多くの介護職の人々を束ね指示を出したりするケースも多いです。
介護福祉士になるためには、介護福祉士国家試験に合格する必要があります。数ある介護系の資格の中でも、唯一の国家資格です。ただし、誰にでも受けられるわけではありません。指定された養成施設を卒業したり、実務経験を3年以上積んだりといった条件が設けられています。
心の問題を中心に様々な悩みを抱えている人たちに対し、心理学の知識を活かしたカウンセリングで解決に導く仕事です。ストレス社会という言葉が生まれるほどストレスの多い現代において、欠かせません。児童相談所や病院、企業などの幅広い勤務先があります。
心理カウンセラーとは資格の名前ではなく、職業の名前です。そのため、心理カウンセラーになるために必須の資格はありません。とはいえ専門性が求められるので、公認心理師や臨床心理士といった資格を保有して働いている人がほとんどです。
医療機関と連携を行いながら、リハビリテーションを行う職業です。心身の障害を持つ方に、食べる、立つ、寝る、など日常的に行う作業の改善や維持をするために、様々なプログラムを組んで実施。日常生活の自立を目指します。
作業療法士になるためには、受験資格を得た後に国家試験に臨み、合格する必要があります。作業療法士の目指し方については、後ほど詳しくお伝えします。 ここで紹介した仕事はほんの一部です。他にも多くの方が、福祉系の仕事に従事し、人々の生活を支えています。では、特に現在増加傾向にある、医療機関と関わり合いが強い作業療法士について詳しく解説していきます。
作業療法士が改善を目指す作業は、生活していく作業だけでなく、仕事や趣味などに必要な作業も指します。そのため、その人が、自分らしい生活をしていくために、どんな作業を改善、維持が必要なのかを見極めて、計画を立てていき、実践していくのが大きな仕事です。
そんな作業療法士は、様々なところで活躍しています。多くの就職先は、病院です。大きな病院から小さなクリニックまでで募集されています。
また、多くの高齢者が暮らす老人ホームやデイサービス、子供と関わる児童福祉施設、行政との関わりが強い保健所などでも働くことが可能です。
どこで働くのかは、自分がどんなリハビリを行い、人々とどんな風に関わっていきたいのかによって決めましょう。
そんな様々な場所で活躍ができる作業療法士になる場合は、国家試験に合格する必要があります。作業療法士の国家試験は、無条件では受けることができません。国家試験を受けるには、作業療法士の養成課程がある短期大学や大学、専門学校などに通い、受験資格を獲得しましょう。
例えば、こちらの作業療法士が目指せる専門学校は、作業療法士として必要な知識や技術を身につけられるだけでなく、大学卒業者と同等の称号である「高度専門士」を取得することが可能です。国家試験に向けての指導や対策を受けることができるため、国家試験の合格率も非常に高いです。
作業療法士は多くの人々と関わり、生活を支えることができるやりがいのある職業です。福祉系を目指したい、という方は、ぜひ視野に入れて考えてみてくださいね。
Copyright (c)あなたの健康を考えるhoodia-gordonii-advice.com.
All Rights Reserved. |