健康大百科

呼吸器科

診療科の内容  |

呼吸器科とは呼吸を司る器官 気管支から肺までを扱う診療科です。代表的な病気としては肺がん、タバコ病(COPD;慢性閉塞性肺疾患)気管支喘息、肺炎、肺結核などが挙げられます。

上記の病気は生化学検査(採血)や画像(胸部レントゲン、胸部CT)、呼吸機能検査、喀痰検査等で確定診断されます。
外傷(ケガなど)による肺の損傷や肺がんの一部などは外科手術の対象となりますが、多くの場合は内服・点滴・生活指導などの内科的治療になります。
また、呼吸器系の病気の特徴として症状(苦しい、息が切れる、息が吸えないなど)が認められても必ずしも呼吸器系の病気ではなく、心疾患や血液、免疫系の病気であることも少なくなくありません。

残念ながら、診断が確定しないケースも極稀にみられます。その場合は、対処療法の継続ともに原因検索のため、検査が継続されることとなります。
個人的には呼吸器科医師はレントゲン・CTの読影技術にすぐれている方が多い印象があります。
そして、内科的な治療が多いことからもご想像いただけると思いますが、生活全般にも気をつけて診察する医師は患者1人1人を診てくれている そんな安心感を得られるものです。

いかがでしたか?以上の診療内容も参考に、苦しさや息のしにくさを感じたら相談してみましょう。
かかりつけの医師が何科の専門家なのか知っておくことはご自身の身体のためにも大切なことではないでしょうか。

« »