健康大百科

外科

診療科の内容  |

外科の診療内容としては、内科的治療で治癒できない、またはできなかった疾患に対して主に手術等を行い治療することをメインとしています。外科で特に多い疾患・手術は、次のようなものが挙げられますが、基本的には病巣を切除・摘出をして治療を行います。虫垂炎は、老若男女を問わず非常に多い疾患で、虫垂切除術や腹腔鏡下虫垂切除術を施行します。入院期間は5~7日間程度です。

次に多い疾患は、胆石症です。こちらについても、胆のう摘出術や腹腔鏡下胆のう摘出術を施行し、虫垂炎と同様に入院期間は5~7間程度です。この他、腸閉塞症も多い疾患で、主に腸閉塞症手術や小腸切除術等が行われます。また、がんに関する手術については、胃癌に対する胃切除術や胃全摘術、結腸癌に対する結腸切除術、直腸癌に対する直腸切除・切断術が主に行われます。がんに対しては、基本的に手術後、がんの転移や浸潤を抑制するために抗がん剤治療を行います。これは、1回、2~3日程度の短期入院を繰り返して抗がん剤の点滴治療を行う場合や外来の化学療法室等で長時間かけて抗がん剤点滴治療を行う場合がありますが、どちらを選択するか、またはどちらも実施しないかは主治医と相談した上で決定します。

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