健康大百科

加圧トレーニング

トレーニング  |

加圧トレーニングとは日本発のトレーニング法で、腕や太ももなどの付け根を適切な圧力で加圧器具により締め付けることによって血流を制限し、短時間の運動にもかかわらず、まるでハードな運動をしたかのように筋肉を錯覚させる方法のことを指します。

血流を制限すると筋肉内に出来た乳酸が出て行きにくくなり、その乳酸を処理するために大量の成長ホルモンが分泌されます。
その量は安静時の290倍とも言われており、この成長ホルモンのおかげで様々な効果を得られるのです。
まず、軽い運動でハードな運動と同等の効果があるため、筋力がアップします。

筋肉が肥大することで脂肪の燃えやすい体へと変わり、ダイエットになるのです。
また、加圧を繰り返すことで血管に弾力が甦り、血行と新陳代謝が活発になります。
そして冷え性や肩こりなどの体の諸症状も改善するのです。

さらに、成長ホルモンは10代中頃が分泌量のピークであることからも分かるように若さの象徴です。
大量に放出される成長ホルモンは若い頃の身体へと近づけようと作用し、怪我などの回復スピードが上がり、美肌の効果までを生むとされています。
このように多くの効果がある加圧トレーニングですが、自分勝手な方法では怪我をしてしまう可能性があり、そうなれば元も子もありません。
必ず専属のトレーナーの指導のもと行うようにしましょう。

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