耳鳴りの症状は色々あり、原因も様々あります。生理的な原因で起こるもの、ストレスからなるもの、病気のために起こるものなどがあります。だからといって、命に関わる症状であるものはほとんどありませんが、病気が原因の場合は放っておいてはいけません。メニエール病、突発性難聴、中耳炎など他にも様々な病気を引き起こしていることを示しているかもしれないからです。

症状として、周囲に音源もないのに音が聞こえる自覚性耳鳴り、第三者にも音が確認できる他覚的なものもあります。また、難聴を伴ったり、突発性難聴も起こりうる難聴性耳鳴り、難聴の症状が確認されていないのにも関わらず聞こえる無難聴性耳鳴りというものもあります。なり始めが比較的短期間の急性耳鳴り、慢性化してしまう慢性耳鳴りなどの症状もあります。

原因は様々ではありますが、高血圧、脳腫瘍、聴神経、脳血管の病気や異常などの疑いも考えられます。症状が悪化したり、酷い場合には耳鼻咽喉科に相談し検査してもらうことをオススメします。しかし、治療を始めても改善しにくいこともあります。しかし、意識しすぎることもストレスになってしまいますので受け入れてうまくつきあっていくことも大切です。

耳鳴りに悩む人は放っておかないで、すぐに治療をしましょう。きちんとした病名が付く耳鳴りもあれば、病名診断が出来ないケースもありますが、前者はきちんとした原因のあるれっきとした病気です。後者の場合は心的疲労、いわゆるストレスが原因の時もあります。前者の場合、西洋医学の考え方に基づく耳鼻科治療が基本となります。また、後者の場合は、漢方や鍼灸といった東洋医学の見地からの治療法もあります。是非、程度に関わらず一度病院の診療を受けてみましょう。